海外FXは高いレバレッジの利用ができ、入金額以上の損失が起きないゼロカットシステムが採用されていることから、近年多くの方に利用されています。
しかし、海外FXで利益を上げるためには、ある程度テクニカル指標について理解しとかなければなりません。
そこで海外FXでおすすめのテクニカル指標について紹介をします。わかりやすく紹介をしますので、ぜひ参考にしてください。
RSIとは
RSIとは、相対力指数といわれるものです。
一定期間における価格の変動幅から相場の「買われすぎ」「売られすぎ」をパーセンテージで表したテクニカル指標で、オシレーター系の代表的な逆張り指標になります。
ボックス側での逆張りには強いですが、トレンド発生時には使い方に注意が必要なテクニカル指標です。
RSIでは一般的に用いられる期間は、14日が多く、他には9日、11日等もあります。
買われすぎ、売られすぎの水準は、それぞれ80・20%、75・25%、70・30%がよく用いられます。
ローソク足チャートと並べて、見比べるとRSIが買われすぎ、売られすぎのラインに近づくにつれ、相場が判定しやすいということがわかります。
30%以下で判定したときに買い、70%以上で判定したときに売りと判定するというように、主として逆張り的な売買指標として使います。
MACDとは
MACDとは移動平均・収束・拡散手法といわれるテクニカル指標です。
要するに、移動平均線を使った分析を発展させたテクニカル指標になります。
MACDでは4平平骨移動平均線(EMA)がよく用いられる短期EMAと中期EMA、それらの平均値を用いて分析を行います。
EMAは直近の数値をより重視した移動平均線だと理解しましょう。一般的にはシグナル= 9、短期EMA = 12、中期EMA = 26の数値がよく使われます。
基本的な売買シグナルは、MACDが0より下でシグナルを下から上に突き抜けた時に買い、MACDが0より上でシグナルを上から下へ突き抜けた時が売りとなります。
また、MACDの0付近はレジスタンスにもサポートにもなり、プラス間で強気相場でマイナス間で弱気相場ともいえます。
MACDが威力を発揮するのは、上や下に一定方向に動くトレンド発生時に限られますが、かなり精度が高いのでうまく活用するようにしましょう。
しかし、レンジ相場では使いにくいのは事実なので、レンジ相場の際は使うのを控えた方が良いかもしれません。
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスとは、オシレーター系の分析手法で、高値、安値、終値の3種類を使って作成するテクニカル指標です。
過去における高値、安値に対して、当日、終値がどのような位置にあるかを数値化したもので%K =短期線、%D =中期線の2本の線を使って逆張り的に売買タイミングを探すテクニカル指標です。
買われすぎ、売られすぎのLINEはそれぞれ70から85%、30から15%がよく使用されます。
20%以下で%Kが%Dを下から上抜いた時に買い、80%以上で%Kが%Dを上から下抜いた時に売りと見て取れます。
ストキャスティクスは、他のオシレーター系と同様、ボックス相場で威力を発揮しますが、上下に強いトレンドが発生してるような局面では弱くなりますので注意してください。
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとは、移動平均線をもとに、統計的なアプローチにより、相場の反転や保ち合い放れを判断するテクニカル指標です。
移動平均の上限に付けた帯状の範囲内に収まる確率をもとに、順張り、逆張り双方に使われるテクニカル指標になります。
統計学を利用し、中心線の上下に1標準偏差(1σ)、2標準偏差(2σ)をチャートに書きます。
通常は中心に21日移動平均線、定規にそれぞれ+2σ、+1σ、− 1σ、− 2σの合計5本の先を表示するのが一般的です。
- ・+1σから− 1σに価格が存在する確率は68.3%
- ・+2σから− 2σに価格が存在する確率は95.5%。
実際の売買に用いる際には、上記の確率論をもとに+2σに価格が来たときに、レンジの上限とみなし売り、− 2σに価格が来たときに、レンジの下限とみなして買いを仕掛けることが多いです。
また、レンジだけではなく、ボリンジャーバンド自体の形も非常に重要です。バンドが拡大しているときは、強いトレンドが発生しているので、価格が拡大し続けるバンドの上限や加減に張り付いて推移しがちになり、逆張りは危険になります。
逆にバンドが一定の幅で推移しているボックス的な値動きの場合は、バンドの上限下限を意識した逆張りが非常に有効ということになります。
このように視覚的にもわかりやすいボリンジャーバンドは必ず覚えておくようにしましょう。
一目均衡表とは
一目均衡表とは、ローソク足と5本線により時間論から波動論まで網羅する極めて奥の深いテクニカル指標のことです。
他のテクニカル指標とは異なり、価格の動きよりも時間を重視し、相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動くとの考えに基づき作られたものです。
転換線(9日)基準線(26日)、先行スパンA、先行スパンB(52日)、遅行スパンの5本の線が用いられます。東京新聞の前身の記者が作ったテクニカル指標としても有名です。
転換線が基準線を下から上にクロスする時が、買いのサイン、転換線が基準線を上から下へクロスする時が売りサインとなります。
また、転換線は発生したトレンドのサポートにもレジスタントにもなります。
先行スパンAと先行スパンBから形成される部分を「雲」と呼び、サポートやレジスタンスにもなりうります。
雲が厚くなっている部分が強いサポートとなり、相場が反転しづらい反面、雲が薄くなっている部分は一気に抜けやすいので、相場が反転しやすい傾向にあります。
また、雲の上から雲の外へ向けた場合は、トレンドが加速しやすい傾向にあります。さらに先行スパンAと先行スパンBがクロスする地点では、相場が反転したり、トレンドが加速する可能性が高いとされる転換点となりえます。
一目均衡表も視覚的にわかりやすいテクニカル指標になりますので、テクニカル分析を初めて行う方でも非常に使いやすいのでぜひ試してみてください。
まとめ
今回は重要なテクニカル指標について説明をしました。
テクニカル指標をある程度使いこなせなければ、レバレッジの高い海外FXで利益を上げるのはかなり難しいです。
なぜならある程度短期間で勝負をつける必要があるからです。
短期間で勝負をつけないと、一瞬大きく動いただけであっという間に強制決済になってしまいます。
海外FXで安定的に利益を上げるためには、テクニカル指標についてある程度知っておく必要があります。