国内株式と海外株式の違いをメリットや特徴も踏まえて解説します。

 

国内株式の特徴

株式の中でも、日本国内の証券取引所に上場している企業の株式を国内株式と呼びます。国内株式は、聞きなじみのある大手企業の物が多いため、どの程度安定しているのかなどが素人目にもわかりやすいです。

株式投資のメリット
具体的には、
✓ トヨタ自動車
✓ ソニー
といった企業などが安定していることはよく知られています。

 

また、こうした大企業の動向はニュースで取り上げられたり、ネットで話題になったりと、情報を目にする機会が多めです。
そのため、比較的企業動向を追いやすく読み違う可能性は少なく済みます。

また、国内の投資家目線で見た場合、海外の株式市場と異なり時差がないため、売買がしやすいことも特徴。
加えて、取引する際の通貨が円なので、国内株式は取引しやすいです。

 

ただ注意点があるとすれば、国内株式の購入はある程度まとまった数での取引しかできない点です。

基本的に国内株式は銘柄ごとに売買単位が決まっており、100株単位から購入可能というのが一般的。

 

 最近では1株ずつ購入できる企業が増えてきているものの、ほしい株がある際は事前にチェックしておきましょう。

 

海外株式の特徴

株式の中でも、外国企業が発行し海外の証券取引所をメインに上場している株式を海外株式と呼びます。
外国企業が発行し海外の証券取引所をメインに上場している株式を海外株式と呼びます。

海外株式の特徴は、世界的に有名な大企業(Google・Appleなど)からいわゆるベンチャー企業まで、多様な銘柄を選択できる点。

これから大きく伸びると思われる企業の株を「宝くじ感覚で買う」という人も多く、フランクに取り組めるのがメリットです。

また、国内の株式とは異なり株の購入単位が国によって違うのも特徴。
米国の場合であれば、1株から購入が可能ですが中国であれば1,000株からとなっています。

 

 購入単位が違うと「1株だと思っていたら100株買っていた」というミスが起こる可能性もあるため、購入する際はしっかり確認しましょう。

 

ただ一方で、海外株式には国内のような「株主優待制度」を付けている企業が少ないです。
代わりに、配当回数・金額が多い企業が多いですが、商品やサービスが欲しいという投資家にとってはあまりおいしくないかもしれません。

また、国内での企業情報入手がベンチャーであるほど困難なため、政治・経済環境や自然災害など広い知見を持っていないと苦労することも。

 

国内以上に政治がマーケットに影響を及ぼすこともあるため、注意しなければなりません。